沖縄 第1回:旅行者も注意!ハブ咬傷のおそろしさ

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沖縄 第1回:旅行者も注意!
ハブ咬傷のおそろしさ

はじめまして。沖縄にある「動物病院22時」の具志堅です。沖縄に生まれ、沖縄に育てられ、動物たちの命を救いたいという一心で日々、頑張っています。そんな毎日の中で出会った、沖縄のペットの患者の症例や気づいた事についてご紹介していきたいと思います。

第一回は、沖縄ならではということで、ハブの咬傷についてお話します。

ハブに頭を咬まれた犬

ここ沖縄にはハブ(ヘビの一種)が生息しています。ハブの毒は猛毒です。最近では実際に目撃することは少なくなったものの、犬や猫が咬まれるケースはまだまだ後を絶ちません。つい先日も近所の猫がハブに咬まれて入院・治療を受けました。

動物たちは動くハブにちょっかいを出して咬まれるようです。したがって前足や鼻先、頭を咬まれて来る子が多いです。

咬まれた際にはハブの抗毒素血清や消炎剤、抗生剤などを用いた適切な治療を行うことで大事に至らないことが多いですが、咬まれた場所やハブ毒の量によっては助からないケースもあります。

ハブに咬まれ、毒が入ると数時間で咬まれた場所とその周辺は著しく腫れます。ホントにびっくりするぐらい腫れます(不謹慎ですが、その腫れた顔がとても可愛く見えることもあります)。

ハブに頭を咬まれた犬

腫れは時間の経過とともに下方へと移動し、出血が起こります。ハブの牙が入った傷口からの出血のみならず、その周辺からも滲み出るように出血します。そしてその部位の皮膚はただれ、壊死・脱落し、後に皮膚の整形手術を行わなければならないことも多々あります。今年の4月には、ハブにお尻を咬まれた来院した中型犬が、2日後に睾丸から内股にかけて皮膚が大きく壊死したケースがあり、その治療には約4か月も要しました。

どんな病気も事故も同じですが、まず未然に防ぐことが第一で、ハブの対策としては、草むらには行かないようにすることが重要です。沖縄への移住や旅行を考えている飼い主さんは、沖縄にはハブという猛毒を持ったヘビがいることを覚えていてくださいね。

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動物病院22時

勤務医時代、沖縄にも年中無休で夜遅くまでやる病院が必要を痛感し、1999年「年中無休で夜10時まで」を合言葉に開院。現在では沖縄本島内に4つの病院を開院し、獣医師16名、その他のスタッフ44人の大所帯となりました。
中部医院においては県内で唯一、24時間体制で急患の受け入れを行っている病院です。

その他の特徴として、移動手段のない飼い主さんのために往診・送迎・配達などを行うデリバリー隊も結成し、現在では4台の専用車で本島内を回っています。また、アメリカ軍の関係上、英語圏の外国人が非常に多く、その飼い主さんたちのニーズにも応えられるよう英語通訳スタッフや英語が堪能なドクターも多数在籍しています。

執筆者プロフィール

具志堅一郎
略歴
沖縄県立首里高等学校卒業
北里大学獣医学科卒業
卒業後、2ヶ所の動物病院にて臨床を学ぶ。
2000年3月、相棒の小西真澄氏と共に沖縄県糸満市西崎に「動物病院22時」を開院し、現在は4医院の代表を務める。

趣味:マリンスポーツ、レーシングカート、ペットのイベント参加等
所属学会:狂犬病臨床研究会、沖縄県獣医師会

動物病院22時
〒903-0128 沖縄県中頭郡西原町森川221-1
TEL : 098-983-8844 WEB : www.8822.jp

診療時間
午前外来診療 9:00〜12:00
手術時間 14:00〜16:00
午後外来診察 16:00〜22:00
年中無休 夜10時迄診察