手作りフードやおやつ、栄養補助食品の注意点。

手作りフードやおやつ、栄養補助食品の注意点。

オーナーにとって無理がなければ、ペットの健康を考えた手作りフードもおすすめです。ただしペットにとって健康で楽しい食事になるためには、いくつかの注意が必要です。

手作りフード

愛犬の健康を考えながら、愛情いっぱいのごはんタイムを。

手作りフード

食べることが大好きな愛犬のために、手作りごはんで愛情をそそいでみるのも素敵です。ペットが喜んで食べてくれ、健康でいられる手作りフードのポイントや、あげる際の注意点をご紹介します。

「肥満犬・老犬のためのヘルシー手作り犬ごはん」
Pet Clinic アニホス 奈良なぎさ著
株式会社ブティック社 発行
1,155 円
amazon.co.jp

〜手作りフードの注意点〜

●変化に応じて微調整すること

ペットの健康状態を見て基本レシピを決めても、相手は生き物なので体調は日々変化します。ペットの様子を観察しながら、変化に応じてその都度、食材や配合を微調整してあげましょう。

●たまに与える場合は量を少なめに

手作りフードを毎日ではなく、たまに与える場合はおやつ感覚で量は少なく!
たとえよい食材を与えても、普段と違うものを体内に入れると消化不良を起こすこともあるので注意しましょう。

●「もっと」を求められることも

動物も人間と同じで経験値によって味覚が広がり、食べ物の選び方が変わってきます。そのためこれまで与えていたものより上質なもの、目新しいものを与えると、次にはさらに上質なものを求めてくる可能性も。ペットの「もっと」に、毅然としたスタンスで対応することも大切です。

おやつ

こうすれば太らない!正しいおやつの与え方。

遊んだり、しつけたり…ペットとオーナーのコミュニケーションをはかる上でも欠かせないもののひとつが、おやつタイム。でも犬も人間と同じ、食べ過ぎは肥満を招くことになるので、愛犬に合わせた正しい量を把握して与えましょう。

●1日のエネルギー量の10%以内で

おやつ

ペットにとって一日に必要な総エネルギーを100%とした場合、その内訳は主食90%、おやつその他で10%が理想的といわれています。つまり、1日に必要なエネルギー量には主食(ペットフード)、おやつ、混ぜ物(栄養補助食品など)すべてが入っているのです。主食だけで100%必要なエネルギーを摂取したのに、さらにおやつ…では太るのは当たり前。たった1キロの増量でも、体の小さな犬にとっては大問題です。決して「おやつは別腹」にせず、10%の範囲内で与え、もしあげ過ぎたらその日は主食を調整し、総エネルギー量を増やさないようにしてください。

●特に乾きものは少量で

ビスケットなど乾きもののおやつは、体内に入ってから時間差で胃液を吸って膨らみます。そのため、食べているときは満腹を感じないため「もっともっと」と欲しがり、ついつい食べ過ぎてしまうことも。そのため食事時間になってもお腹がすかず食べない→またおやつを与えるの繰り返しが起き、正しい栄養バランスとエネルギー量の食事が出来ず、肥満になるペットも。乾きものでお腹をいっぱいにさせないよう、少量しかあげない習慣をつけましょう。

プラスα

プラスα

栄養バランスを整えるペット用サプリ。

ペット用のサプリメントも近頃では数多く見られるようになりました。サプリメントはあくまでも栄養補助食品なので、愛犬にとって食事で足りていない分の栄養素を補給するためのもの。過剰摂取は避け、病院で処方された薬を飲んでいる場合は獣医師に相談してから与えてください。

お話をうかがった人

奈良なぎさ 先生

奈良なぎさ 先生

日本ペット栄養学会会員。ペット栄養管理師。現在、板橋区内Pet Clinicアニホスにて栄養指導者として勤務。著書は他に「愛犬のためのおいしい栄養学“手作りごはん”」など多数。
http://www.anihos.com/