湘南 第三回:ペットのシャンプー療法【前編】

湘南 第3回:ペットのシャンプー療法【前編】ペットにとってつらい病気に皮膚病があります。その治療には塗り薬や飲み薬が使用されますが、最近、飼い主さんの中には飲み薬の副作用に対する懸念を抱くかたが多くなっているようです。

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湘南 第三回:ペットのシャンプー療法【前編】

オハナ動物病院院長

ペットにとってつらい病気に皮膚病があります。その治療には塗り薬や飲み薬が使用されますが、最近、飼い主さんの中には飲み薬の副作用に対する懸念を抱くかたが多くなっているようです。たしかに皮膚は体のほとんど外側にあるわけですから、内側から薬を到達させるよりも外側から治したいと思うのはごく自然です。

このことから近年、外用療法(外側から働きかける治療法)に対する飼い主さんの意識が高まりつつあり、外用療法に時間と費用をかける傾向にあります。その一般的な方法の一つが自宅で行うシャンプー療法です。
今日はそんなシャンプー療法の中でも、特に注意すべきシャンプー選びについてお話します。

ここ鎌倉地域は湿気を多く含んだ潮風や山林、砂浜を散歩させることもあって、皮膚に敏感なペットは頻繁なシャンプーが必要になってきます。

よく「シャンプー剤は動物用でなければいけないのか?」という質問を受けますが、答えは「動物用を使用した方が良い」です。
ヒトと動物の皮膚の状態(皮膚の厚さ・細胞周期・汗腺の分布)は異なりますので、それぞれの皮膚の環境にあったシャンプーを使用するのが望ましいのです。

オハナ動物病院院長

例えば、ヒトの皮膚のpHが5程度(酸性)であるのに対し、犬の皮膚のpHは7程度(中性)と異なるため、犬には犬のpHに合ったシャンプーを使用する方が良いのです。
また、ヒトの子供用のシャンプーは肌に優しいというイメージがありますが、子供の皮膚は大人より酸性に傾いており、大人用のシャンプーよりさらに酸性が強いので、ペットには使用しない方が良いでしょう。

また、ペットの種類やそれぞれの肌の状態によっても合うシャンプーは異なってきますので、どのシャンプー剤がいいのか、どの位の頻度で行えばいいか、保湿剤もしくは保湿リンスは必要なのかなどは、それぞれ薬効成分や皮膚の状態に基づいて、かかりつけの獣医さんに相談して判断してもらうとよいでしょう。

次回は具体的なシャンプーのコツについてご紹介いたします。

紹介文

オハナ動物病院は神奈川県鎌倉市にある動物病院です。
病院名の由来であるオハナ(ohana)とは、ハワイの言葉で「家族・仲間・絆」を意味します。人々と動物とのつながりがいつも「ohana」である中で、優しさや思いやりをもってどんな些細な事でも相談ができる動物病院にしていきたいと思い、名付けました。

当院では「優しい動物医療」をモットーに常に質の高い診療を心がけ最新の獣医療を提供していきたいと考えています。また、飼い主様や動物とのコミュニケーションを大切にして、安心して治療を受けていただけるような動物医療を目指しています。

執筆者プロフィール

塚越 篤

塚越 篤(オハナ動物病院院長)
略歴
神奈川県立湘南高校卒業
日本大学獣医学科卒業
卒業後、複数の動物病院にて臨床獣医師として従事
2008年 オハナ動物病院 開業

所属学会
日本獣医皮膚科学会
日本獣医がん研究会
湘南獣医師会
その他
最近は近隣のイルカ施設にて顧問獣医師も担当

オハナ動物病院
〒248-0013 神奈川県鎌倉市材木座1-10-3
TEL : 0467-25-3217 WEB : www.ohana-vet.com

診療時間
平日 9:00〜12:00 15:30〜19:00
日祝 9:00〜12:00
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