湘南 第4回:ペットのシャンプー療法【後編】

湘南 第4回:ペットのシャンプー療法【後編】ペットにとってつらい病気に皮膚病があります。その治療には塗り薬や飲み薬が使用されますが、最近、飼い主さんの中には飲み薬の副作用に対する懸念を抱くかたが多くなっているようです。

ドクター’s リレーコラム沖縄 湘南 北海道 東京 from湘南

湘南 第四回:ペットのシャンプー療法【後編】

オハナ動物病院院長

前回はペットのシャンプー剤についてお話しましたが、今回は具体的なシャンプー方法についてお話しましょう。

ペットのシャンプーにはヒトとは違い、ちょっとしたコツがあります。

シャンプーと聞くと、毛の汚れを除去するものというイメージが強いですが、皮膚にデリケートなペットや治療などで使用するシャンプーはむしろ皮膚に直接作用するものです。そのため、ゴシゴシ洗うというよりもマッサージをしながら皮膚に擦り込む感覚で洗浄していただくとより効果的です。水の温度は、皮膚に痒みなどがある場合は少し低めの温度で(20℃くらい)、皮脂の汚れや痂皮などがある場合は少し高めの温度で行うとさらに効果的です。

シャンプーの時間ですが、5~10分はかけていただくことをお勧めします。5~10分というと短時間に感じますが、実際シャンプーをしてみると意外に長時間ですのでタイムウォッチなどで計りながら皮膚のマッサージの感覚で行うと良いです。

オハナ動物病院院長

次はすすぎですが、十分に皮膚へシャンプー製剤が浸透した後は、皮膚表面の洗剤成分をしっかり洗い流します。これも10分ぐらいかけて洗い流します。
このシャンプーとすすぎへの時間がポイントで、「皮膚の角質層への水分補給(水和)」のためでもありますのでしっかりと行うことがコツになります。
最後に乾燥ですが、これは暑い時期や短毛犬種などではタオルドライを中心に、反対に寒い時期や長毛犬種ではドライヤーなどのエアードライを中心に行ってあげるとよいでしょう。

気を付けない点としてシャンプー後に、1)皮膚に赤みが出る、2)一週間以上経過しても皮膚を痒がる(主に乾燥が原因)、などといった症状がある場合は、そのシャンプーがペットに合ってないことがありますのでご注意下さい。ただし、シャンプー終了時に背中を地面に擦りつけるのは体を乾かす自然の行動なのでご安心下さい。

紹介文

オハナ動物病院は神奈川県鎌倉市にある動物病院です。
病院名の由来であるオハナ(ohana)とは、ハワイの言葉で「家族・仲間・絆」を意味します。人々と動物とのつながりがいつも「ohana」である中で、優しさや思いやりをもってどんな些細な事でも相談ができる動物病院にしていきたいと思い、名付けました。

当院では「優しい動物医療」をモットーに常に質の高い診療を心がけ最新の獣医療を提供していきたいと考えています。また、飼い主様や動物とのコミュニケーションを大切にして、安心して治療を受けていただけるような動物医療を目指しています。

執筆者プロフィール

塚越 篤

塚越 篤(オハナ動物病院院長)
略歴
神奈川県立湘南高校卒業
日本大学獣医学科卒業
卒業後、複数の動物病院にて臨床獣医師として従事
2008年 オハナ動物病院 開業

所属学会
日本獣医皮膚科学会
日本獣医がん研究会
湘南獣医師会
その他
最近は近隣のイルカ施設にて顧問獣医師も担当

オハナ動物病院
〒248-0013 神奈川県鎌倉市材木座1-10-3
TEL : 0467-25-3217 WEB : www.ohana-vet.com

診療時間
平日 9:00〜12:00 15:30〜19:00
日祝 9:00〜12:00
火休